「ファンが望むもの」を考えるということ。
こんばんは。めちゃくちゃご無沙汰しています。
私の敬愛する光田康典さんのブログで、
・ゼノギアスのリメイク要望が多いこと について
・ファン有志の演奏会 について
を書かれていたので、ちょっと思ったことを。いつも通り長いだけで何が言いたいのかわからないよ!
※4/23追記 いろいろ反響が大きかった&意図せぬ方向に話が広がってしまったようで現在ブログの内容は修正されています(が、元の文章も読めます)
・ゼノギアスのリメイク要望が多いことについて
まずは遅くなりましたが、ゼノギアス発売20周年おめでとうございます!
正直、ゼノギアスの20周年がこんなに盛り上がるなんて思ってませんでした!笑
もちろん、ファンアート的なものは沢山の方が創作されるだろうなあと思ってましたが
こんなに公式が動くなんて!実際に携わった方々が…ツイートしたりするなんて!
そこでファン心理としてはこうです。
「諦めかけてたけどリメイクあり得るのでは!!!」
してくれたら嬉しいです。
でもね、今でも私が大好きなのは「20年前に発売されたゼノギアス」なんです。
例えばDisc2なんかは、「もう少し端折らないでほしかった!」という人と「あれはあれだから良かったんだよ」という人と、実際にどちらもいらっしゃいました。
Disc2を大幅にリメイクするとしたら、相当のデータが追加されるのでは…?それが、ファンが望むものかわからないんですよね。
お前何目線だよって感じなんですけど。笑
ゲームアーカイブスでDLして色々なハードで遊べるようになった今、現状維持のものを出す必要はないわけで、何かしらバージョンアップをしないと、もちろんファンが望んだものにはならないと思います。
でもそれを作るには作品をしっかり理解して作らないと多くのファンは満足してくれない。
リメイクって難しいですよね。だって、いい作品をいじるんだもん。
結局何したって賛否両論あったりするんだろうけど…
好きな作品だからこそ、リメイクされるなら、愛を感じるリメイクにしてほしいですよね。そうじゃないなら、出さなくてもいい。オリジナルを愛し続けますし。っていうワガママな気持ちになりました。
・プロ公演<アマチュア公演?
見出しは簡潔に書きましたが、実際はこの言葉のとおりではありません。実際の記事をご参照ください。
クロノのことにも触れません。笑
ここはちょっと、元記事とはずれて私の経験を書くんですが、
先日、ゼノギアスの楽曲を演奏する有志の演奏会を開催してまいりました。
結果から書くと、感想も温かいものが多く、とても良い演奏会になったと思います。(手前味噌ですが)
そんな中、演奏会までの間に私が一番悩んでいたのは、
「聴きに来てくれるゼノギアスファンの方は満足してくれるかどうか」でした。
私から見たら、「(私がやりたいことを詰め込んだ)ゼノギアスの曲を演奏するコンサート」だけど、
お客さんはゼノギアスが大好きという気持ちを持って演奏会を聴きに来る訳です。
「ゼノギアスのコンサート」として楽しんでもらえるのか
「私の自己満足のプログラム」でしかないんじゃないか
ってずっと考えてました。
(最初から全曲演奏を謳っていたわけではないので、「好きな曲がなかった!」というご意見はある程度覚悟していましたが)
実際はあけてみないとわからない悩みでしたし、もう動き出した以上どうすることもできなかったのですが、感想を見るまでは本当に怖かったです。
非公式の、アマチュアの、演奏会だから。
本当はやりたいようにやればいいんだと思う。それが自分の愛だから。
でも、やはり私1人で出来ることじゃないし、お客様が来てくれる以上はやっぱりガッカリはさせたくなかったです。
きっと聴きに来てくれた方全員が「最高!!」ってなったわけじゃないと思うけど、
数人の方から「理想のゼノギアスのコンサート」と言って頂けたのは本当に嬉しかったです。
少しでも私のゼノギアスへの愛が伝わり、共有できたなら幸せだなと思っています。
そして4月にはゼノギアスの公式コンサートがあり、
これは光田さんが総指揮をとられるということで。きっとすごく悩んで、こだわって、準備をされているんじゃないかと思います。
元々、公式と比べるものじゃないと思うし、言い訳みたいになってしまうけど、公式にできるけど、非公式だとできないことっていっぱいあると思います。
そんな中でいいものにしよう、と全員で頑張っているのが伝わって、いい演奏に繋がってるんだと思っていて。
それは逆に、「好き」がないとできないアマチュアならではの強みですよね。
私は光田さんがゼノギアスオンリーのコンサートを開きたいと思って、準備してきたというのがとても嬉しいし、並々ならぬ気合を感じています。
全員が全員、「一番好きな曲」をきけないかもしれない。
でも、作曲者である光田さんが考えたコンサートっていうだけで、もう何の曲がきたって嬉しいに決まってるんです。
素敵な編曲でプロが演奏したら私はそれだけで感動しちゃうかもしれないくらいですが…(笑)
今回の公演が、総指揮をとっている光田さんの心を震わす演奏だといいなと!思います!!!きっとそうなるように準備されてるんだと思います!!!
本当に楽しみですね……(結局それ)
まとめ
作品や楽曲を大切にしてくれている光田さんのことをさらに好きになったし、
また光田さんの楽曲を演奏させていただく機会があれば、大切に愛を込めて演奏をさせていただきたいなって思いました。
以上です!
今度こそアナザーエデンのはなし。
先日はアナデンの話をすると思いきやソーマブリンガーの話をしてしまったので、
今日はちゃんとアナデンの話をします。
それにしてもリリース当初、アイコンに「アナデン」って書いてあったときは「略し方wwwwwwwwwwww」と思ったものですが、もう慣れてしまいましたね。
オノデンとか江ノ電みたいだなって思ってました。つまり語感はいいってことだよね。
★アナザーエデンとは。
スマホ用ゲームアプリ(RPG)です。詳しいことは公式サイトを見てね。(雑)
どうやらクロノトリガーを好きなクリエーターさんが集まってるとかいう噂も聞きました。
シナリオとメインテーマを、クロノトリガーで活躍された加藤正人さんと光田康典さんが担当されているということで、リリース前からかなり期待の高かったゲーム。
同作のファンならば、にやりとしてしまう要素がたくさん詰まっています。たくさんね。
アナデンの話といっても、最近☆5が2人手に入ったくらいのゆるゆる微課金勢のため、
ゲームのことについてはあまり語っても説得力がないかもしれません。
ちなみに私の推しはシュゼットちゃん(槍/風属性)とレレちゃん(杖/水属性)です。
☆5はラクレアさん(弓/水属性)とシオンくん(刀/火属性)で頑張っています!!
やっぱり☆5は強いねえ…はやく邂逅編でブイブイ言わせたいです。(?)
★アナデンの特徴は?
こういったらなんなんですけど、「スマホアプリっぽくない」と思います。
シングルプレイ専用で、フレンドを作って協力をすることもなければ、ゲーム内でほかの誰かと競うこともない。
また、一部コンテンツを除いて時間に縛られずに好きな時間に好きなだけ遊べるのも魅力。(ストーリーを進めるにあたって所謂「体力」みたいなものを必要としない)
そしてちょいちょい追加されるコンテンツは、期間限定ではないためいつでも遊べるということ。
石を貯めてガチャ、というのはありますが…正直、メインストーリーをクリアするのに☆5のキャラは必要ありませんでした。(経験談)
大丈夫か???ってくらい、課金をしなくても楽しめるゲームです。
★バトルシステムについて
これまた私的にとっても斬新で魅力的なシステムだな~と思ったのが、
「回復薬」という概念がほぼない ということ。
ダンジョン内で回復するには、戦闘中か、戦闘中意外だと1個だけ持ち歩けるアイテムで全回復をするだけ。
つまり、基本的には戦闘中に回復をしながら戦うという感じです。
パーティは4人+2人という構成で、敵とエンカウントした際はまず4人が出ます。
戦闘に出てないサブメンバーは、その間HPとMPが少しずつ回復していきます。
メインとサブを交代しながら、回復したり攻撃したり…という戦い方。
上手く言えないけど、このやりくりがなかなか楽しかったり。
サブからメインに上がる時にはキャラごとに違う「ヴァリアブルチャント」でバフ・デバフを与えることもあり、強敵を相手にするときは交代のタイミングも鍵になったりします。
回復技を持っているキャラもいるけど使えるのはもちろんバトル中のみ!
最初は戸惑ったけど、かなりくせになります。楽しい~!
★ストーリーについて。
前述のとおり、メインストーリーをクリアするにあたって、☆5のキャラは正直必要ありません。(もちろんあった方がサクサク進むんだろうと思うけど)
ストーリー上で仲間になるキャラと、進めていく中で手に入る石でガチャを回した際に仲間になる☆4キャラで、(おそらく)十分進められます。
(すんごい偏ったり回復系キャラが1人もいないとかなったら話は別だけどw)
現代・未来・古代を行き来して旅をするのですがこの時点でクロノファンはニヤリとするのでは。ネタバレになるから言わないけど、ほんとそれ以外にもたくさん要素がちりばめられてるので、是非確認してくださいませませ!!
メインストーリー終了後は、続々と追加されている「外伝」「邂逅編」などで遊ぶことができます。
このさ~外伝がさ~よくできててさー!
現時点で一番新しい外伝「時の炭鉱と夢を視る郷」が本当に楽しくてシナリオもよくて最高で終わってしまうのが寂しかったくらいなのです。
こういうコンテンツを、無期限で追加してってくれるので、止め時がないし、でも自分のペースでやれるし…お礼という名の課金(微々たるもんですが)をしたくなるってもんです!
★キャラクエストについて
新しいコンテンツが追加されるにつれて、キャラも増えていくわけですが…
汎用キャラ以外の全てのキャラに、それぞれのキャラクエストがあります!
この1つ1つが、またなんか深くてですね……
ストーリーに深く関わるキャラが限られてしまっているのは残念ですが、その分キャラクエストで性格や、背景などがわかって、魅力にも気付けるのです。
ストーリーキャラでいうとリィカのキャラクエが本当に大好きで、
見た目で大好きだったけどさらに好きになりました。可愛い…。
しかもキャラクエクリアすると石がもらえるのでw仲間になったら積極的にチャレンジするのがよいです。笑
★まとめ。
とまあ、本当に何も考えずに書いただけでこの長さになるくらい笑 本当に楽しませてもらっています!!
最初は加藤さん・光田さんのお名前に惹かれて始めたものの、
今では本当にゲーム自体が楽しくて続けている感じです。
誰かが始めてくれたからって私が得することは何もないけど(笑)でもいろいろ語りたい~と思うことはあるので、興味があったらぜひ!
あと途中でやめちゃった人もメインストーリークリアして炭鉱編やってくれ~!!
あれ?音楽について書かないの?と言われそうですが。
サントラのこと語りだすとたぶん大変なことになるので別記事にしますw
ソーマブリンガーのすすめ。
突然ですが、9月27日にスマホアプリ「アナザーエデン」(アナデン)
のサントラが発売されました!!!!!
【Amazon.co.jp限定】アナザーエデン オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: 光田康典,土屋俊輔,マリアム・アボンナサー
- 出版社/メーカー: SLEIGH BELLS
- 発売日: 2017/09/27
- メディア: CD
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今年4月に配信開始になったゲームで、
加藤正人さんのシナリオ、そして光田康典さんのメインテーマ!ということで、期待しかないまま始めたわけなんですが、
これがですね、音楽がめっちゃいいんです。あの、ゲームもめっちゃ楽しいんですけどおいときます。
ゲーム中の音楽はプロキオン・スタジオの土屋俊輔さんとマリアム・アボンナサーさんが担当されているんですが、本当にシーンに合った曲が多い!!
サントラ発売はファンの声を受けてとのことでしたが、
まさに待望!!ということで、毎日のように聞いてます。是非買ってください。
さて。ここまではただのアナデンのサントラを皆に買ってもらって、
サントラ第二弾発売決定!!!!という流れを作ろうという話だったのですが。
今日私が書きたいのは、「ソーマブリンガー」 についてです。
こちら、知る人ぞ知る(ってほどマイナーじゃないと信じたいけど)NintendoDS用ソフトなんですけど、
まあ、お察しのとおり音楽を私の大好きな光田康典さんが担当されています。全曲です。
★ソーマブリンガーとは。
アクションRPGということで、3人パーティでダンジョンをぐるぐるしながら敵を倒して、奥に居るボスを倒す、というゲームです。めっちゃ簡単に言うと。笑
★ソーマブリンガーの魅力
・アイテム集めが楽しい!!
└アイテム(武器・装備)は、基本宝箱からドロップします。
同じ敵を倒しても、ドロップするものはまちまち…なので、周回プレイが本当に楽しいです。
・グラフィックが綺麗!!
└背景がとにっかくかわいくて好みです。聖剣LoMの感じが好きな方とかはささるんじゃないかな~~!まずシルトクレーテという母艦の中だけでも夢いっぱい!なので歩き回るといいですよ!
・クラス(ジョブ)はバトラス/コーアス/ダークス/ガンナス/カンプス/ソーマスの6種類!!
└プレイキャラとクラスを自由に組み合わせてスタートできます。
絶対魔法キャラ!な女の子に近距離戦闘クラス(ナックルとか)を選択することもできます。
これについては語ると長くなるけど、ほんと色んな組み合わせができるのが魅力!
・ステータスの振り方が自由!!
└腕力・魔力・体力・器用さの4項目に、レベルUPなどで付与される「CP」を好みで振り分けられます。魔力に振りすぎて、Lvカンストしたのに1撃でやられるうちのソーマスフォルテちゃん可愛いです。
技なども自由に組み合わせられたり、「オーブ」という装備品につける物でいろんなステータスをあげたりできます。わたしは「財宝発見」ステータスばっか上げてます。
・マルチプレイが楽しい!!
ワイヤレス通信で、3人までのマルチプレイが可能なのです。
なかなか倒せない強い敵に立ち向かったり、誰かのシナリオを手伝ったり…
綺麗な景色の前で写真撮影したり…(キャプチャできないので、カメラで撮りますw)
ちなみに、敵がドロップした宝箱は、マルチプレイしてる仲間内でも中身が違います笑
「わたし○○だった!」「こっちは○○!!」みたいな事が起こるのも、なかなか楽しい。
アイテム交換も可能なので、自分のクラスでは使えない武器をプレゼントすることも可能★
そして何より
・音楽が最高!!!!
└音楽単体でも最高なんですけど、シーンへの寄り添い方が半端ない…!
終盤のセリフに合わせて音楽が進行するように計算されてる感じに感動しまくりでした。どうかセリフ飛ばさないで…!!
DSでここまで上質な音を楽しめるのか…ときっと感動するはずです。最高。
とまあ、いろいろ魅力を上げましたけども。
もちろん、やりにくい点もあります。そりゃあね。DSの容量じゃ仕方ないよね。 移植待ってます。
★ソーマブリンガーの難点
・コンピューターキャラの装備が変えられない
└プレイヤーのレベルが上がると、スピードが遅くてついてこれなくなったり…(ワープでとんできてくれるんですけどね)すぐ離脱されます。(ホームに戻って治療費を払うと復活します)
・2周目以降のクラスが変更できない
└まあ、でもデータ8個つくれるので、新しいクラスにしたかったら新しくデータつくればよいよ。
・倉庫の収容数がすくない
└武器コレクターとしては痛いところ…私はソフト何本か持ってるので、移したりしてますがw
などなど。でも「やってられっか!」ってほどのことではないので。
これらを感じても、「まあ音楽があのクオリティで流れるんだからしょうがないよね」って思ってください。(?)
シナリオについてはいろいろ言われてたりするけどわたしは本当に大好きです。
ソーマブリンガーに出会えてよかったし、これからもずっと愛していくんだろうなあと思います。
難易度はとても低いとおもう。ボス戦の途中でもホームに戻って回復できるしね(笑)
でもだからこそ、やり込み要素もたくさんあると思うし、長く続けられるゲームだなあと思うのです。
結構中古ゲーム屋さんとかで叩き売りしてるので、見かけたら是非手に取って欲しい。
そうじゃなくても買えるうちに買って欲しい。笑 なんせ9年前に発売したゲームだからね。
最後に。
ソーマブリンガーは、クリアしたあとにもう一度プロローグを見るところまでが1周だと思っています。是非お試しください!!!
※余談ですがサントラは絶対ゲームクリアしてからがおすすめ。曲を聴くのはいいけど、開けた瞬間の感動はゲームやった人だけのものだと思うので…★
SOMA BRINGER ORIGINAL SOUNDTRACK
- アーティスト: 光田康典
- 出版社/メーカー: プロキオン・スタジオ
- 発売日: 2008/04/02
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 23回
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鳥谷敬選手とわたし。
鳥谷敬選手。
阪神タイガースの背番号1。プロ入りから14年目。生え抜きのベテランとして、チームを支えている男(のはず)
今となってはプロ野球ファンなら知らない人はいないのではないかと思うし、プロ野球ファンでなくても名前は知っているという人も多いのでは。
そんな彼が、あと9本で通算2000本安打という偉業を達成する。
わたしは鳥谷さんが阪神タイガースに入団することが決まり、必然的に、というべきか阪神ファンになった。
早稲田時代の鳥谷さんを好きになったきっかけは良く覚えていない。たぶん、一目惚れとかそんなだと思う。今もかっこいいけど、ほんとフレッシュでかっこよかったし。そんなもんだよね、入り口は。
プロ1年目のシーズンは、もう。そりゃあもう厳しく辛いものだった。
わたしが辛かったんだから、本人はもっと辛かったはずだ。
前年優勝時のレギュラー、藤本選手からショートのポジションを奪った形で開幕し、成績振るわず、わずか5試合でスタメン落ち。
なんといってもあっちゃん(藤本選手)はとても人気があった。突然新人にポジションを奪われることをよく思わないファンもいた。
もう良く覚えてないけど、ヤジも批判もたくさんあったな……。球場で鳥谷グッズを身につけてると、鳥谷はあかんよ〜って言われることもあった。
もちろん、あの時ヤジ飛ばしてた人、批判してた人に何か言うつもりはない。だって、プロ選手だもん。活躍してなんぼの世界。優勝するために戦ってる。ファンもみんな、優勝したくて一緒に戦ってるんだから。でも本当に、そんなしんどい時代もあって今があるんだよと。
そういうわけで、決して華々しいデビューではなかった。
それどころか、本当に辛いシーズンだったと思う。もう消えちゃったけど、シーズン終了後のインタビューで、「だれかに慰めて欲しいと思った時もあった」と受け答えしているのが、強く印象に残っている。
それでも、わたしは鳥谷さんが好きだった。応援したいと思った。
記事やインタビューでしか読み取れなかったけど、本当に努力されてる方だったから。
毎年書いていくと長くなるので、飛ばして去年の話。
実はわたし、2016年はほとんど野球を見ていませんでした。
それでも入ってくる、鳥谷さんの不振の話。
スポーツ紙の一面を飾る、ファン激怒 鳥谷外せ みたいな文字。
最初はみんな、「ゆうてここまで鳥谷が支えて来てくれたんだから」と少しは優しく見守ってくれていたように思う。
けど、いつまで経っても上がらない調子。そして、普通の選手だったらすぐにスタメン落ちしてたかもしれない。2軍落ちをしていたかもしれない。
それをできない理由が、連続フルイニング出場記録にあったと思う。結局667試合で途切れ、金本兄貴の持つ記録の半分にも届かなかった。
けど、ファンも我慢の限界だったようだし、仕方のないことだったと思う。
ただ、怪我をしない、怪我をしてもそれを見せずに繋げて来た記録。あまりにもあっけなくて、不振の鳥谷さんから目をそらしていたくせに、とても悲しかった。ファンっていう生き物は自分勝手だね。
2年目以降、着実に成績を上げ、派手ではないもののチームの要として信頼を得ていた鳥谷さんが、こんな風に叩かれる日が来るなんて。受け入れたくなかったんだよね。
そして今年。ショートのポジションを若手に譲る形になり、サードでのスタート。
去年の恐ろしい記憶。オープン戦での失策の多さ…
もしかしたら、もうだめなのかな。
今年ダメだったら、引退とかいう話になるのかな。
そんな風に思ったこともあった。
でも、
見事に復活して、大記録を達成しようとしてる。
もうねえ、なんていったらいいのか、わからない。嬉しいのに、言葉が出てきそうにない。
正直、3年目、いや4年目くらいまでは記録に残る選手にはなれないかもしれないなって勝手に思ってた。
大変、失礼いたしました。
わたしが鳥谷さんを好きな理由はたくさんある。けど、1番はやっぱり、地味なところ。こんなこといったら怒られちゃうかな。
かっこいいし、たくさん賞も取ってる。オールスターにもいっぱい出たし、記録もいろいろある。でもけっして派手じゃないと思うんだよね。それはご本人が大変クールなイメージな方だからかもしれないけど。
そんな鳥谷さんが、この長いプロ野球の歴史の中で、50人くらい(曖昧ですまない)しか達成してない大記録の目の前にいるんですよ。
1000本安打のときも1500本安打のときも、「まじで!?もう?」みたいな感じで、実感がなかったんだけど。今回はさすがにわたしもそわそわしてる。
14年間。わたしは頻繁に球場に通ったり、キャンプに行ったりするアクティブなファンではなかった。
けど、鳥谷さんが好きという気持ちは、ずっと変わらなくて、ずっと尊敬してる。
わたしは鳥谷さんにとっては全国にいるファンの中の1人だけど、わたしにとっての鳥谷さんは、野球人生そのもの。青春も捧げた。たくさん嬉しい思いをさせてもらった。大切な思い出をたくさんもらった。
ここ数年のわたしは阪神の優勝より鳥谷さんの最終成績が気になるダメなファンだったけど。
もう一度鳥谷さんがいる阪神タイガースで、優勝してほしい。
そしてわたしが見たことのない日本一を見せて欲しい。
2000本安打も、もしかしたら鳥谷さんにとっては通過点なのかもしれない。
でもわたしにとっても、鳥谷さんが現役を引退するまでの記録は、通過点でしかないかな。
衣笠さんに並んで、追い越す日が来るのを、わたしも一緒に歳を重ねながら楽しみに待っていようと思います。
わたしにとって唯一無二の、大好きな野球選手、鳥谷敬選手。
きっとこれからも努力を怠らずに進んでいくことでしょう。
2000本安打を達成したらただでさえ遠かったのにもっと遠い存在になってしまうな。つまり変わらないか。笑
考えたくないし想像つかないけど、現役を退くまで、ずっと応援していきます!